アクティブラーニング講師藤井すぐるの「一度ぐしゃっと潰れたらいいんちゃう?」

教育コンサルタント藤井すぐるによるブログです。関西在住。

福島県浜風商店街での話

今日から仕事初めです。
今日は2014年の夏に福島県に行ったときの話、福島県浜風商店街で聞いた話をまとめようと思います。

まず浜風商店街は、久之浜第一小学校敷地内にある、仮設商店街です。
http://hisanohama-shops.com
仮設商店街
小学校の敷地内

という二つの言葉で、イメージしにくいところはあると思いますが、こういう感じです。
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小学校の中に入ると。。。
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浜風商店街の横断幕がかかっています。
商店街の中はこんな感じになっています。詳しくはHPに飛んでみてください。
image_map_1.png


「仮設商店街」という言葉からイメージができなかったのですが、言葉通り本当に仮設の商店街でした。
午前だったので、あまりお客さんはいなかったですが、しっかり営業は行われていました。
隣のプールで遊んでいる子どもの楽しそうな声がよく聞こえてきました。

この?にある、からすや食堂のおばちゃんの話が非常に印象的でした。
「子どもの運動会やプールでの遊び声にどれだけ救われたか。」
震災があって、みんな多くを失った。
その暗くなった空気の中で、「働けることの喜びを子どもたちに伝える、見せる必要がある。」と考え、仮設商店街を作ることにした。
当然、学校の内部に飲み屋を作るわけなので、父兄、委員会、教員からの反発はあった。
しかし、そこは校長先生が奮闘した。
校長先生は「こうして働く姿、大人も頑張ってるんだよって姿を見せなければならない。」といって、反対の声を押し切った。

からすや食堂を夫婦で営む遠藤さんは語る。
「この商店街で仕事の喜びができた。」
今でこそ落ち着いたから自分は開き直って、いろいろと話すことができるが、ときには感傷的になり涙することもある。
伝わらないと思うが、家に帰れない、避難地区なので戻れない辛さ。
戻ったところで、ボロボロなんはわかってる。
でも自分のホームがあるのに戻れない悲しさはある。
仮設で暮らす人はそんな悲しさが残っている。まだ震災は終わっていない。


「風評に惑わされないでほしい。」
震災の被害は3点ある。
・インフラ設備といった復興
放射線除染
風評被害
の三点が問題で一番きついのが風評被害
放射能だけじゃない。こうして人は生きている。
前を向いて進む、生きていくしかない。その現実を知ってもらいたい。


「福島の物は大丈夫」
福島のモノはちゃんと検査するので、線量的には大丈夫。
怖いのは福島以外のもの。県が違うだけで検査もしないから、わからない。



いかがでしょうか?
福島に行ったのは約2年も前になります。(なので、上の文章と今は違うという点もあると思います。)
今ではもっと復興は進んで、僕が最も衝撃を受けた富岡駅の復興も始まりました。
僕が福島に訪れて一番思ったのは
「修学旅行には福島に訪れるべき」
ということです。

大事なことは、「風化させない」ということではないでしょうか。
人は忘れる生き物です。僕も嫌なことや失敗は忘れるようにしています。
世間では、もはや震災や復興は終わったかのような空気がします。
しかし、終わっていない。そもそも復興に終わりはあるのでしょうか?着地点はどこなのでしょうか?
原子力発電のあり方や、復興のあり方を一人ひとりが問題意識を持ち続けることが大事ではないでしょうか?

ちなみに僕が行った時は、自分のできることはこっちで稼いだお金を使うことだと考え、様々な店に行きました。
こうした個人レベルでもいいので、「意識すること」が風化の対抗にならないでしょうか?
僕はレンタカーで移動していたため、飲めなかったですが、次に訪れる時は電車で行って、からすや食堂でビールを飲みたいと強く思っています。

では

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