アクティブラーニング講師藤井すぐるの「一度ぐしゃっと潰れたらいいんちゃう?」

教育コンサルタント藤井すぐるによるブログです。関西在住。

職場体験について

中学校では「職場体験」の時間が設定されています。
京都市下の中学校でしたら2年生の時に行きます。
職場体験に意味があるでしょうか? 

f:id:thuglife0215:20160405164350j:plain

 
ぼくはあると思います。
 
 
他人に「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と言う経験。
時給807円の大きさ。
1時間働くことの長さ、短さ。
ずっと立っていることのしんどさ。
などなど。
学校で学べないことが経験できます。
本当にいい時間だと思います。
しかし、ぼくが思うのは
 
 
何でそんなに職場の選択肢がないのだろうか?
 
 
ということです。
どうせやるのであれば、その生徒が将来的に就きたいと今思う仕事の体験をさせてあげる方が良くないでしょうか?
ユーチューバーというのであれば、実際に面白い動画をひたすら撮って、youtubeにアップさせてもいいと思います。
面白い動画をひたすら撮るということの大変さが知れますし、ネット上に動画を投稿する方法も知れます。
学校の先生が認めないような、ぶっ飛んでると思われるような仕事でもいいと思います。
AKBや嵐といったアイドルでも、レッスンの過酷さは学べます。
 
 
 
 
しかし、現実は先生が用意した地域にあるコンビニや飲食店といったものが大半です。
これでも学べることは当然ありますが、どうせやるんだったら
もっと楽しい職場を経験させて、大人になること、働くことへ希望を持たせてあげることはできないでしょうか。
学校の先生は自分の持っている普通像以外の仕事を知らないのです。
「今の時代、高校ぐらい出てないと仕事がない」というのは、そうあって欲しいと願っている or それしか知らないのです。
ですので、彼らの意見は正しいのではなく、「彼らにとっては正しい」だけです。
 
 
 
 
そもそも、体験した職場の中には彼らが大人になった時にはなくなっているようなものも多いと思います。
市場内での、荷物の運搬は機械に変わるでしょうし、コンビニのレジもセルフに変わるでしょう。
(会社側は、一番の支出に当たる人件費を抑えたいので、機械が代替できるなら機械化をドンドン進めるでしょう。)
ですので、ITベンチャーシステム開発の現場を見せる方が有意義じゃないでしょうか?
実際、中学生が協力できることはほぼないでしょう。
立っているだけ、見ているだけになると思います。
それでも、機械に変わると予想される仕事よりはいいです。
f:id:thuglife0215:20160405164433j:plain
 
 
これははっきり言って先生の人脈のなさのせいです。
長年教職の現場に立っておられる方は、教員間での繋がりしかできません。
教員の人脈しかできません。教育現場は閉鎖的すぎるのです。
教員は同職での結婚を望む人が非常に高いそうです。
つまり、先生は先生と結婚したいと思っているそうです。
勤務時間や休みといった生活時間が同じだからという理由みたいですが、こうしたところでも、閉鎖感が強く現れています。
教員の方と「しか」交流がないと、社会の情報は入りません。
この情報はニュースで流れてくる情報ではなく、社会が実際に動くスピードやグローバル化による社会構造の変化という意味です。
 
 
 
ぼくは過去に営業を行っていました。
その会社の代表に「もしも、中学生の職場体験のオファーが来たら受け入れてくれますか?」ときいたことがあります。
「営業として、足を使って訪問先に一緒に連れていくことは可能ですか?」と。
その答えは「イエス」でした。
その会社以外でも、受け入れて頂ける会社はあるでしょう。
会社にとってのメリットもあります。
 
 
しかし、これができないのは先生は先生しか人脈がないから、外の世界を知らないからです。
社会は変わった。にも関わらず教育は変わっていない。
この職場体験もその例です。
 
 
 
まとめると
・現行の職場体験は意味はあるが、その意味は限りなくなくなってきている。
・もっと効果のある職場体験を行えるが、それを行える教員がいない。
・義務教育のあり方自体を疑う時期になった。
ということではないでしょうか?
皆さんはどのようにお考えになりますか?
よかったらコメントしてください。
 
では。
 
PS
「職場体験」でググったら中学生の写真だらけで驚きました。
個人情報ェ・・・